心に耳を傾けて

いつか、この「あなた」はいなくなります。

それは避けられないことです。

いったい誰をごまかそうというのでしょう?

あなたは、いつまでもここにいるわけではありません。私も同じです。そういうものなのです。これまでもずっとそうでした。そして、この先どうなるのかは、誰にもわかりません。

よく「塵は塵に還る」と言います。うまい言い方ですね。そう、塵は塵に還るのです。

「灰は灰に還る」。そうなるでしょう。それは間違いありません。確かなことです。

では、今、あなたには何がありますか?

あなたには、今、生きているということがあります。

一息、また一息と呼吸する、ただそれだけのことです。その意味がわかりますか?腰を据えて考えたことはありますか?じっくりと、実際に感じてみたことはありますか?

息をするのが苦しくなってからでは、少し遅いのです。私もそういう人たちを見てきました。横たわり、息をするために必死になっている人たちです。そのときになってようやく、あらゆることがどれほど大切かを知るのです。

そんなふうに必死で息をしようとしているとき、誰かが来て「車をちょっと貸してもらえますか?」と聞いたとしたら、「どうぞ!もう、あげますよ!」となるでしょう。

「でも、今死ぬわけにはいきませんよ。今、呼吸をやめるわけにもいきません。15分後には弁護士たちとの会議があるんですから!」

そんなことは、もうどうでもいいのです。「みんなによろしく伝えて……じゃあね」。

その一瞬、あることが驚くほどはっきりとわかります。でも、そういうときまで待つ必要はありません。その明晰さを、今の人生の中で持つことができるのです。

これは単なる「話」ではありません。

私が人々に提供しているのは、自分の内側に向かうための方法です。鏡のように、自分の内側を見つめられるようにするものです。

人はこう言います。「でも、どうしてそんなものが必要なんですか?」

考えてみてください。あなたの目はよく見えます。いろいろなものを見ることができます。でも、その目で見ることのできないものが一つあります。それは、自分の顔です。

自分の手も、靴も見ることができます。でも、自分の顔だけは、その目では見えません。そのためには鏡が必要です。

私が提供しているのは、まさにそれです。自分の内側に目を向け、そこにある美しさをじっくり味わうための方法なのです。

その美しさを私が作り出すのではありません。それは頭の中で作られるものでもありません。

本から生まれるものでも、人の考えから生まれるものでもありません。それは、あなたの内側にもともとあるものです。

だから私は皆さんに言うのです。来て、話を聞いてみてください。そして、考えてみてください。

急がないで、考えてみてください。質問があるなら、聞いてください。

よく吟味し、確かめ、感じてみてください。そして、準備ができたとき、あなたはそれを手にするのです。

それがその過程です。とてもシンプルで、とても美しいのです。

それが、私が人々に提供しているものです。

興味があれば、連絡して、もっと詳しいことを知ることもできます。ぜひ来て、話を聞いてください。

興味がなくても——それでいいのです。

その宝物は、変わらずあなたの内側にあります。

その美しさは、いつまでもあなたの内側にあります。

興味がなくても、それでかまいません。でも、どうか覚えていてください。あなたには、かけがえのない贈り物が与えられていることを。そして、何よりも驚くべき奇跡が起きていることを。

その奇跡とは、岩から木が生えてくるようなことではありません……その奇跡は、あなた自身なのです。

あなたこそが奇跡なのです。

そして、もし何らかのかたちで心を開き、その心を理解し、感じ、「心の書」に書かれた言葉を一つ、また一つ、さらに一つと読み始めることができたなら、その書物から恩恵を受けるのは、ほかならぬあなた自身です。